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クレーター治療にはポテンツァがおすすめ!効果・回数・料金について大阪のウィルクリニックが徹底解説

「ポテンツァ」は、極めて細いマイクロニードル(ごく細い針)を皮膚に刺入し、その針先から高周波(RF:Radio Frequency)エネルギーを照射する医療機器による治療です。
この仕組みによって、通常のダーマペンなど針だけの治療よりも深部に熱エネルギーを届けられる設計になっており、特に凹み・クレーター状のニキビ跡(アトロフィック瘢痕)や毛穴の開き・肌質改善に対して注目されています。
大阪でもクレーター治療のために多くの患者様がポテンツァを実施しております。
ポテンツァの効果とメカニズム

ポテンツァの効果
- 凹んだ肌(クレーター)の段差を浅くする改善
- 毛穴の開きや肌質(ハリ・ツヤ)の改善
- 皮脂腺やニキビが再発しやすい毛穴に熱刺激を与えることで再発抑制の補助
ただし、「1回で完全に消える」「誰でも必ず同じ結果が出る」というわけではなく、個人差・肌状態・治療設計(回数・出力・併用治療)によって結果は変わります。医師による診察・適応判断が重要です。
大阪にある当院「ウィルクリニック」の治療方針は、根拠に基づいた正しい治療を提供することです。ぜひクレーターにお悩みの方はお気軽にカウンセリングにお越しください。
ポテンツァのメカニズム
ここでは「なぜポテンツァがクレーター肌に効果を示すのか」「どのようなメカニズムで作用するのか」を解説します。
マイクロニードルと創傷治癒の関係
マイクロニードルで皮膚に“微小な穿刺(ごく小さな穴)”を作ると、肌はその傷を“治そう”と働きます。これを「創傷治癒過程」と言います。
穿刺された肌では線維芽細胞が活性化し、新しいコラーゲン・エラスチンを産生し始め、皮膚の厚みや弾力を回復しようとする反応が出ます。
ポテンツァでは、この創傷治癒反応を“本格的に”活用する構造になっています。例えば、針を刺した直後にRF熱を付与することで、単なる穿刺だけよりも強い刺激を皮膚深部に与えられます。
モノポーラ照射と組織再生のメカニズム
ポテンツァではマイクロニードルからRFを出力することで、表皮を大きく傷つけずに、真皮層またはその下の支持組織まで熱エネルギーを届けることが可能です。
この熱刺激により、以下のような反応が起きます:
- たんぱく質変性(熱による構造変化) → 線維芽細胞の活性化
- コラーゲン・エラスチンの新生促進 → 肌の厚み・弾力アップ
- 真皮の支持構造が改善されることで、凹んだ部位が“押し上げられる”ような変化
- ドラッグデリバリー(薬剤併用)により、成分を真皮内に届けやすくなることで、さらなる改善が期待される。
このように、マイクロニードル単体+RF熱+場合により薬剤併用という“複合作用”によって、クレーター肌に対し改善を目指す設計がなされています。
加えて、ポテンツァは多彩なチップ(先端形状・深さ・薬剤浸透機構)を備えており、肌状態・部位・症状に応じて出力・針長を調整できる点も大きな特徴です。
ポテンツァが向いている人の特徴
向いている人の特徴
- ニキビ跡の凹み(クレーター)が目立ち、日常生活・メイク・写真写りなどで気になる方
- 毛穴の開き・たるみ・肌質(ハリ・ツヤ)低下も併存しており、総合的な肌改善を望む方
- 過去にダーマペン・レーザー治療を受けたが「凹みが浅くならなかった」「思ったほど変化しなかった」と感じている方。
- ダウンタイムをあまり長く取れない方
- 通いやすい立地で定期的な通院(4〜6週間毎)可能な方。
ポテンツァが適している肌の状態
- 凹みが浅〜中等度(ローリング型・ボックスカー型)が比較的反応しやすいとされる。
- 毛穴が開いている、または肌のキメ・ハリ・ツヤが低下している状態。
- 明らかな活動性ニキビはまずコントロールしてからの方が安全。
- 日焼け直後、大きな炎症が残っている状態、ケロイド体質などリスクがある肌状態を抱えていない方(後述:適さない人)
治療を受けるべきでない人
- 妊娠中・授乳中の方(医学的に慎重に判断されるべき)
- 極度に日焼けしている肌、皮膚炎・湿疹・化膿性疾患が皮膚上にある場合
- ケロイド体質、出血傾向・免疫抑制状態・治療用薬の影響が強い方
- 強い日光暴露・タトゥー部位・金属アレルギー等、医師が禁忌と判断したケース
- 重度の金属アレルギーの方
治療前の診察で「適応あり/なし」をしっかり確認することが重要です。
クレーター肌の原因と種類

※イメージ 続いて、クレーター肌(凹み・瘢痕)とは何か、主にどのような原因で生じるのか、そしてその種類を整理します。
クレーター肌の主な原因
クレーター状の肌とは、ニキビの炎症や皮膚深部のダメージにより真皮層(支持組織)のコラーゲンやエラスチンが破壊され、皮膚表面が凹んだ状態を指します。
具体的には、以下のプロセスが関わります:- 強いニキビ炎症 → 毛穴・皮脂腺・周囲組織・真皮のダメージ
- ダメージを受けた真皮の修復が不十分、または瘢痕化(線維化)してしまう
- 支持組織量が減少したため、皮膚が内側から支えきれず“へこみ”となる
このような原因がクレーター形成の背景です。また、肌質・紫外線・生活習慣・再炎症(ニキビの再発)なども影響を与え、改善を難しくさせる因子となります。
クレーター肌の種類
一般に、以下のようなタイプ分けが用いられます:
- ローリング型(rolling scar):真皮の支持組織がゆるやかに引き下げられたような比較的浅めの凹み。肌表面に“波打ち”のような印象が残ります。
- ボックスカー型(box-car scar):幅があるくぼみで壁が比較的はっきりしており、平坦な底を持つもの。中等度の凹みとして扱われることが多い。
- アイスピック型(ice-pick scar):かなり深く、針で刺したような小さな穴状の凹み。真皮・更にその下の支持組織までダメージが及んでいるケースがあり、改善が難しいことがあります。
この分類をもとに、治療法の選定・回数設計・併用治療の検討を行うことが重要です。上記のポテンツァも、この種類に応じて適応・限界を医師が判断します。
ポテンツァ治療の施術詳細
ここでは、実際に大阪にある当院「ウィルクリニック」でポテンツァを受ける際の流れ、回数、ダウンタイム・ケア、使用薬剤についても整理します。
施術の流れとアフターケア
1.カウンセリング・診察:まずは医師によるカウンセリングでクレーターの種類・肌質などを確認します。施術の流れや注意点、ダウンタイム、費用なども丁寧に説明します。
2.洗顔・クレンジング:施術前にメイクや皮脂をしっかり落とすため、クレンジングと洗顔を行っていただきます。清潔な状態で施術を行うことで、より効果的かつ安全にポテンツァによるクレーター治療を受けていただけます。
3.麻酔クリーム(必要な場合):CP-25、S-49の治療前には麻酔クリームを塗布します。約20〜30分ほどお時間をいただき、しっかり浸透させます。
4.ポテンツァ照射:針長・出力・モード(モノポーラ・バイポーラ)・チップ(深さ・薬剤導入可否)を適宜設定し、真皮層に向けて照射します。
5.必要に応じて薬剤導入(ドラッグデリバリー併用の場合)
6.アフターケア:施術後の赤み・熱感を和らげるために、クーリングを行います。必要に応じて医師が炎症を抑える外用薬を処方する場合もあります。
7.ホームケアのご案内:施術後すぐのメイクに関しては、医師の指示に従ってください。紫外線対策や保湿ケアの方法についても詳しくお伝えします。
施術回数
一般的な設計としては、クレーターの“浅さ・重症度・肌質・部位”などによって変わりますが、次のような目安があります:
軽度:3〜4回中等度:4〜6回
重度:6〜8回以上
1回あたりの間隔は通常6〜8週間空けることが推奨されています。
使用する薬剤とその効果/クレーター治療におすすめの薬剤
ポテンツァの場合、ドラッグデリバリー併用時に「ジュベルック」「マックーム」が用いられることがあります。
このような薬剤は、クレーター改善の補助として設計されることもあります。使用の可否・費用・適応は医師との相談が不可欠です。ポテンツァの副作用と注意事項
主な副作用・リスク
- 照射直後~数日:赤み・腫れ・ヒリヒリ感・点状出血(ごく小さい)
- 数週間:保湿が不十分だと、かさつき・小皮剥けが起きることも
- 色素沈着(炎症後色素沈着:PIH)特に日焼け直後・肌が刺激を受けている状態・肌質が色調変化しやすい方はリスクあり
- にきび様発疹・感染のリスク(稀)
- ケロイド体質や免疫抑制状態では想定外の反応を起こす可能性あり
注意事項・治療前の確認ポイント
- 日焼け直後・肌が炎症/炎症後の回復期にある状態では、照射出力を下げるか延期を検討
- 妊娠中・授乳中は施術を控える、または医師と慎重に相談
- ケロイド体質・出血傾向・感染症既往・強いアトピー性皮膚炎など、医師の診察で慎重に判断
- 照射後は強い運動・サウナ・摩擦・メイク直後の刺激を避け、保湿・UV防御を徹底すること
ポテンツァと他の治療法の比較
こちらでは、ポテンツァを他の治療法(例:ダーマペン、フラクショナルレーザーなど)と比較し、その“特徴・強み・弱み”を整理します。
ポテンツァとダーマペンの違い
ダーマペンは針で肌に微小な傷をつけ、創傷治癒を利用して改善を図る治療法です。
一方、ポテンツァは「針+RFという熱刺激」を付加できるため、真皮深部まで到達する可能性が高く、凹みが深いケース/支持組織が減少しているケースに強みがあります。
ただし、出力が高ければダウンタイム・リスクも高まるため、肌質・部位・凹みの種類によってはダーマペン/レーザーの方が適している場合もあります。
他の治療法との効果比較
- フラクショナルレーザー/アブレイティブレーザー:皮表の蒸散を伴うため強い刺激・ダウンタイムが長めですが、効果が強力なケースも。凹みが非常に深く、支持組織が極端に失われている場合に検討されることがあります。
- サブシジョン+フィラー併用:アイスピック型・壁が硬いボックスカー型などでは、ポテンツァ単独では限界を感じることがあり、物理的な“壁の切離し(サブシジョン)”や“フィラー(充填材)”の併用設計が有効となるケースもあります。
そのため、ポテンツァは万能ではなく、凹みの種類・肌質・生活習慣・予算・通院可能性を考慮して最適な治療法を選ぶことが大切です。
よくある質問
Q1. 1回でクレーターがなくなりますか?
A. 凹みの深さ・種類・肌質・通院回数・照射条件・併用治療などによって差があります。一般的には複数回(3〜6回以上)を前提にすることが多いです。Q2. メイク・入浴・運動はいつから可能ですか?
A. 治療当日は6時間洗顔・スキンケアを控えていただき、メイクは翌日から可能です。強い運動・サウナ・摩擦刺激・日焼けは少なくとも数日控えることを推奨しております。ホームケア・UV防御を徹底することで、色素沈着などのリスクが低くなります。Q3. ダーマペンやレーザーを受けてきたのですが、ポテンツァに切り替えても大丈夫ですか?
A. はい、症例によってはダーマペン・レーザーで十分な変化が得られなかった方が、ポテンツァに切り替えて改善を認めるケースがあります。ただし、前治療内容・肌状態・瘢痕の種類などを含めて医師が適応判断を行います。Q4. 男性も受けられますか?
A. 性別を問わず適応は検討されます。ただし、男性の場合はひげ剃りの刺激・皮脂分泌・生活習慣(摩擦・汗・日焼け)などを考慮し、通院回数・出力設定・ホームケアの調整が必要になることがあります。Q5. どれくらいの予算を見ておけば良いですか?
A. クリニック・部位・回数・併用内容によって大きく異なります。大阪であれば、「3回セット」「5回セット」等のプランを用意しているクリニックもありますので、初回カウンセリングで“回数・費用・効果想定”を提示してもらうことをおすすめします。Q6. 効果はどれくらい持続しますか?メンテナンスは必要ですか?
A. 治療後3〜6か月にかけてコラーゲン再構築が進むため、この期間が改善の“山”とされます。その後も肌状態・生活習慣・日焼け・ニキビ再発などにより変化が出るため、定期的なメンテナンスやフォローアップが望ましいです。まとめ
大阪でクレーター治療をお考えの方にとって、ポテンツァは有力な選択肢の一つです。
ポイントは以下の通りです:
- 凹みの種類(ローリング/ボックスカー/アイスピック)と肌質を正しく把握し、適応を診断してもらうこと。
- 治療は“回数・通院・ホームケア”を前提に設計すること。
- 出力・針長・併用薬剤・ホームケアを含めた総合設計で費用・効果・ダウンタイムをトータルで考えること。
- 通いやすいクリニック(アクセス・予約・診察体制)を選び、継続してフォローを受けられる体制を整えること。
まずはクリニックでカウンセリングを受け、「あなたの肌状態・目指すゴール・通院可能性・費用予算」を含めて一緒にプランを立てることをおすすめします。
大阪にある当院「ウィルクリニック」では、効果が証明された治療を厳選し、できるだけ痛みの少ない、安全な治療を丁寧に提供すること、そして治療したことが当院を選んでお越し頂いた患者様の幸せにつながることを理念としています。大阪でクレーターにお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
- 凹んだ肌(クレーター)の段差を浅くする改善