ヒアルロン酸

痛みの感じ方には個人差がありますが、ほとんどの場合耐えられないほどではないことが多いです。注入中は鈍い痛みを感じる程度です。局所麻酔やカニューレを使用しなるべく最小に抑えることができます。

部位や個人差によりますが、ボラックスで1〜2年、ボリューマで1〜1.5年、ボルベラで1年前後と言われています。口周りなどよく動く部位はコメカミなどの動かない部位に比べて吸収が早い傾向にあります。

本数や部位によりますがおよそ15〜30分程度です。

それらの副作用は血管内へのヒアルロン酸の誤注入によっておこります。当院では細心の注意をもって治療にあたるとともにカニューレ針（先が尖っておらず体内で血管を傷つけない針）を使用してリスクを最小限にしています。

触りすぎると感染や内出血を助長する可能性があるため、1ヶ月はお控えください。

注入後3〜4日をピークに鈍痛はありますが徐々に落ち着きます。1週間程度で気にならなくなる方がほとんどです。

直後はヒアルロン酸が組織に馴染んでいないため、触るとボコつきのように感じられることがありますが、1〜2週間ほどで馴染みます。1ヶ月以上経ってしこりを感じられるようでしたらご相談ください。

極度に疲れている時や激しい運動をした時にアレルギー反応が起こることがあります。その場合抗アレルギー薬やステロイドを内服したり、繰り返すようであれば溶かすことをおすすめします。

ヒアルロン酸そのものは体内に元々存在する物質のためアレルギーは起こりません。治療後のアレルギー反応は主に架橋材（ヒアルロン酸同士を結びつけ早期の分解を防ぐためのもの）に対して起こります。 厚生労働省承認のアラガン社のジュビダームにはBDDE（1,4-ブタンジオールジグリシジルエーテル, 1,4-Butanediol diglycidyl ether）が使用されています。厳格な品質管理が行われていて安全製は高いですが極稀にアレルギーが起こります。 ご心配な方に当院ではCGスタイラーとヌービア（NEAUVIA）という製材をおすすめします。 これらの製剤にはPEG（ポリエチレングリコール）という架橋剤が使用され、より生体適合性が高いことから次世代製剤とされています。ただしまだどちらも厚生労働省の薬事承認は受けておりません。2014年の発売以降、まだアレルギーの報告はされておらず安心して治療を受けて頂けます。

同一部位は1ヶ月空ければ可能です。

1ヶ月空ければ可能です。

針跡に保護テープを貼った場合、その部位を避けて頂ければお化粧は可能です。

ご希望の場合は休憩してからお帰りいただけますが基本はそのままお帰りいただけます。

局所麻酔を使用した場合少し腫れますが当日中に治ります。翌日以降少し浮腫が出る場合がありますが、3〜4日をピークに1週間程度で落ち着きます。

当日は内出血を助長させてしまうため、激しい運動・入浴・飲酒は控えていただきます。翌日からは制限はございません。

麻酔や薬剤を使用するので妊娠中・授乳中の方はお受けいただくことができません。